行動には「報酬」が必要である

19世紀の心理学を開拓したヘルマン・エビングハウスは記憶の研究をしていた。

何かを覚えるには、繰り返しの努力で人の記憶に刷り込まれ、やがて定着する。

行動主義の心理学者は、自分がしたことに報酬が与えられれば、記憶して繰り返すことができる。と述べた。

B・F・スキナーは成功が繰り返されるたびに報酬を与えるべきと考え、「ティーチングマシン」なる機械を考案した。

問題を正答できれば、即座に称賛という形で生徒に反応し、不正解の場合にはやり直しをさせた。

結果人の脳に、報酬を与えられる意味がわかると、報酬に向け行動するというメカニズムができるわけだ。